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自然な排便ができなくなる!?ウォッシュレットの誤った使い方

現在では多くの家庭でウォッシュレット付きトイレがあると思いますが、『ウォッシュレット症候群』という言葉があるのを知っていますか?

ウォッシュレット症候群とは、ウォッシュレットなしでは排便できなくなってしまった症状のことをいいます。
ウォッシュレットは本来排便の後にお尻(肛門)を洗浄するためのものです。しかし便秘で悩んでいる人の中には、まれに排便前にウォッシュレットの水圧を上げ、肛門を刺激することで排便を促すという使い方をしている人がいるのです。

こうした使い方は徐々に刺激に慣れてしまうことで、本来の自然な排便ができなくなってしまいます。また強い水圧が肛門付近に必要な皮脂まで洗い流してしまい、感染症などの病気のリスクを高めてしまうのです。

肛門を清潔にしておくことは痔の予防にもなるため、大切なことではありますが、ウォッシュレット頼みの排便は思わぬ病気や症状の悪化を招くおそれがあります。

便秘やお尻に何らかのトラブルを抱えたときは、肛門科などの専門医で的確な治療を受けることをおすすめいたします。