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薄毛は治療すべきか否か

先日のM-1で、トレンディエンジェルというコンビが優勝した。
〝トレンディエンジェル”
名前は素敵な感じだが、実際華のある素敵な二人組だ。

何年か前に見たときは、まさかM-1で優勝するようなチカラがあるとは思えなかった。
それがここ最近テレビでもちょくちょく見かけるようになり、笑いもとっている。

笑いのとりかた。
芸人さんにももちろん個性があり、その個性を活かして自分たちのフィールドをつくっていく。
自分なりのパターン、強み、それらを偶然ではなく、
自分たちが認識し、必然としてそれらを活かし、
その場の空気を支配していく。

あらゆる仕事にも共通していることだが、
自分の強みを理解しているってことは大切だと思う。

その強みが、彼らトレンディエンジェルにとっては
〝ハゲ〟だということ。
ツルツルっではないのでこの場合は薄毛と言ったほうが正しいかもしれない。
そこを最大限に活かして笑いをとっている。

このハゲをネタとして笑いをとるって
けっこうありがちといえばありがちな気はする。
太っている人がそれをネタにするのと同様に笑いにしやすいのは確かだろう。
それでも彼らはそこに特化し磨きあげていったのだと思う。

そういう仕事の仕方をする人ってのは、文句なくかっこいい。
ハゲていようが、そんなの関係ない。
結局、ハゲていても魅力的な人は魅力的だし、ふさふさでも魅力がない人はないのだ。

だから・・・髪が薄くなっても、ハゲだと言われても関係ない!
内面を磨いていこう!
・・・などと言う気はない。
もちろん内面からにじみ出る雰囲気や品格というのはあるし、
磨けば輝いていくものだろう。
しかし内面と同時に外見も重要だ。

どうしたって人は外見で判断する。
なぜ「人を見かけで判断してはいけません」という言葉があるんだろう?
なぜなら〝人は見かけで判断する〟からじゃないのか。

そしてその〝見かけ=外見〟にも気を遣うということは、
そういう配慮ができる内面があるってことじゃないだろうか。
そして外見により自分がより自信をもてるのだったら、
服装はもちろん身だしなみ、スタイルなどにこだわってもいいんじゃないだろうか。

男性にとって歳とともに毛髪が薄くなるというのは、誰にでもあり得ること。
そのままでいいという人もいるだろうし、
いやそんな自分はいやだな、という人もいるだろう。

女性がエステに行くように、今は男性の髪もメンテや治療が可能な時代。
もし自分の髪の毛が気になってきたら、
男性スタッフが対応してくれるというのも行き届いた配慮。

まだ笑いに変えられるほどの器量はないな・・・
とネガティブになるくらいなら、
自信をもてるほう、できることをやってみたらいいのではないかと思います。
自信があるから魅力が出るのか、魅力があるから自信がつくのか、
いや、行動するから自信がつくのかもしれませんね。